がん治療に大事なのは、QOLをどうやって保つか。
がん治療は命と向き合うことそのものであり、場合によっては苦痛を伴う処置を受け入れることもあります。
そんな時、身体も気持ちも元気になるために、漢方だからできることがあります。
QOLとは
近年の医療では、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)という考え方が注目されています。
これは「生活の質」という意味を持つ言葉で、特にがん治療に関しては患者の方の身体的苦痛からの緩和をはじめ、精神的、社会的にも生きがいのある生活にしようという意味が含まれています。
がん患者のQOL向上
がん告知に関しては賛否両論ありますが、告知して闘病計画を立て、治療に関しても医師と相談して納得のいく治療をしていくことが大事であると考えます。
少なくとも患者本人が知りたくないというケースを除いては、家族だけで決めず、患者個人の意思や考えを尊重してあげてください。
養神堂の考えるQOLは、患者さんの身体的苦痛緩和の他に、ストレス解消、社会的活動、生きがいなどの充実度を満たす意味合いがあります。
漢方の役割
西洋治療と漢方治療の役割は違います。
がん細胞に直接治療を施す西洋治療は、嘔吐や食欲不振、倦怠感や貧血などの副作用を引き起こす可能性がありますが、漢方治療はそのような苦痛に対しての補完医療であり、患者さんが日常を伸び伸びと過ごせるようなサポーター的な役割を担っています。
つまり、漢方はQOLを保つことができ、延命をも可能にするのです。